新しい生地のお話
『Rebekka Easter』に合わせて、森山標子さんに新しい生地のデザインをしていただきました。
なんて可愛らしい!!
最初に見た瞬間、「あ、これはブラウスにしたら絶対かわいい!」と思いました。
チューリップの花束とうさぎです。明るい気持ちになれます。
しなこさんの偽物の生地が出回っているので、「うちはちゃんとしなこさん承認の元作っております!!」というアピールのため、今回から生地に耳を付けることにしました。
耳のところも、しなこさんがこだわってデザインしてくださいました。
生地はオンラインストアのみのお取り扱いで、4月16日20時より販売開始です。
50cm単位で販売します。
生地は特にこだわっていて、リバティージャパンと同じ工場で作っています。
なので少し高いかもしれませんが、クオリティーは高いので納得していただけると思います。
しなこさんは本当にパターンを作られるのがお上手です!
毎回とってもかわいいので、袋を開ける瞬間声が出ます(笑)
今回のデザインについて、しなこさんよりコメントをいただきました。
インスタライブでもご紹介させていただきますが、せっかくですので文字にして残しておこうと思います。
しなこさんの想いを感じていただけたら嬉しいです。
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今回の生地は、イースターならチューリップをモチーフにしてもいいかもしれないということで思いつきました。
園芸品種の植物をモチーフにすることは、とても気を使うんです。例えばヒヤシンスは、私も育てたことがありますが、咲いてみるとものすごく香りが強くて、うちのうさぎと同じ部屋には絶対置けないなと思ったものです。
チューリップは香りはそんなにしませんが、毒性があるということで描きづらいです。でも春の雰囲気にぴったりで、大好きなのでいつも何か理由をつけて描きたいのです。
今回は地面に生えているチューリップではなく、花束にしました。飼い主さんが手に持っていて、足元にいるうさぎさんが花束の向こうに見える、というイメージをパターンにしました。
パターンの絵はよく描いていますが、布地にするパターンを描くときにだけ気を付けていることがあります。大人の服になるかどうかということです。大人の着る服にできるかどうかは、引き算がとても大事だと思うのです。全てを語らないような、少し物足りないくらいの絵の方が、服になったとき、情報が過剰にならずに、着ている人を引き立たせることができるんじゃないかなと思っています。
なので、今回の生地は少しぼんやりして感じるかもしれません。でもきっと着たら素敵なので、服を作ってもらえたらとても嬉しいです。そう思って、イエローベース向けとブルーベース向けの2色にしました。
もちろん、小物にも向くようにと描きました。手作りの好きな人に楽しんでもらえると嬉しいです。
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